最近、猿やタヌキが異常に繁殖して、農作物を食い荒らすなどという報道が目立ちます。地球の都市化や農場化が野生動物の生息地を狭め、その結果、動物達はえさを食べ尽くしたり、病気で絶滅したりしています。クマなど、種によっては人間や家畜を襲うものすらでてきました。
地球上のすべての動植物は、食物連鎖の形でバランスを保っているので、ひとつの種が増えすぎれば、そのまわりにいるすべての種が多大な影響を受けることになります。だからこそ、生態系のバランスを保つためには、人間の英知による管理(=間引き)が必要です。そしてそれが、真の自然保護にもつながるのです。適正に捕獲された野生動物を、自然の恩恵として上手に活用すること、これが「自然資源の保持・持続可能な有効利用」といわれるものです。私たちが活用している毛皮という素材は、こうした‘自然が人類に与えた恵み’なのです。
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by biutiful_fur
| 2014-03-12 14:57