毛皮大好き
2014年 06月 01日
VIVIENNE WESTWOOD RED LABEL
ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド・レーベル
2014-15秋冬プレタポルテコレクション
もともと「レッド・レーベル」はU2のボノがアフリカのエイズ禍を救済するために提唱したチャリティー・レーベル。だからヴィヴィアンも「レッド・レーベル」のコレクションでは、ファッションの限界に挑戦したり新しいスタイルを提案することよりも、今の彼女自身が最も関心を寄せる環境問題で新たなメッセージを発信することに重きを置いてきた。今回の招待状に「シェールガスの採掘、このままでいいの?」と書かれていたのはその証拠。
第二次世界大戦が終わった解放感と希望にあふれたディオールの「ニュールック」(1947年)を21世紀に再解釈したようなシルエット(丈の短いボクシーなジャケットに、ふわっとしたミディのスカートの組み合わせ)もあって、こちらは落ち着いた雰囲気。お馴染みのタータンチェックがあり、毛布をかぶったようなコートもあり、胸に大きなハートのマークをあしらったジャケットもあって、パンクなのに、どこかノスタルジック。やはりヴィヴィアンならではの世界観だ。
by biutiful_fur
| 2014-06-01 09:24